+魂の次元+ (by としべえ)

肩から力を抜いて、自由に楽しく生きる。

Facebookのニュース動画で英語を勉強しよう。リスニングもおしゃべりもこれでばっちり、しかも無料です。

みなさん、英語でおしゃべりしたくないですか。

それから、英語のニュースとか映画とか、パッと聞いて分かると、かっこいいし便利ですよね。

今日は Facebook で見かけたニュース動画でおもしろいのがあったので、スクリプトとその訳を載せることにします。

リスニングの勉強はこんなふうにやりましょう

英語のリスニングの基本は

  • とにかく聴く

ことです。

音が頭の中にはっきり入り、口からすらすら出てくるまで、何度でも「聴く・口から出す」を繰り返してください。

「聴くだけでは覚えられない!」という人は、文字を見てもオーケーです。

補助的に文字も使って、でも、最終的には

  • はっきり聴こえて、すらすら言える

ところまで持っていきます。

これを、

  • 初心者なら、フレーズを短く区切って、
  • 中級者以上なら、一文ごとなど、自分の実力に合わせた長さで、

一歩々々、進めていくだけです。

かならずしもたくさんの教材をこなす必要はありません。

今回紹介する動画を完全に覚えることができたら、それだけでも

  • 今までは全然話せなかったのが、
  • なんとなく英語が口から出てくる

状態くらいにはなるはずです。

あせらず自分のペースで、気長に練習するのがコツです。

ただし教材の内容に興味が持てない場合は、別の教材を探す必要があります。

教材には必ず

  • 自分がおもしろいと思うもの

を使ってください。

人間って、おもしろいものなら、喜んで覚えますが、
つまらないものは、絶対覚えられません。

今回紹介する Al Jazeera English の動画は、スクリプトがしっかりしている上に、時間も2分弱とちょうど練習に適した長さで、ぼくにはおもしろかったので紹介することにしました。

ネット上にはいろいろな素材がありますので、みなさんもご自分で探してみると、きっと自分にぴったりの教材が見つかると思いますよ。

それでは、次節に英語のスクリプトと日本語の訳を載せますので、動画を見ながらお楽しみくださーい。

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カナダの先住民族コミュニティにインターネットの導入試みる青年のニュース動画より

動画のアドレスはこちらです。
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=10158816463145557&id=246973940556

Title:
Armed with a ladder and an antenna, this Canadian techie is bringing the internet to his isolated indigenous community.

タイトル:
梯子とアンテナを武器にして、自らが住む孤立した先住民族のコミュニティに、インターネットを導入しようとしているカナダの技術者がいる。

---

Uncle Leroy:
リロイおじさん:

Next door neigbours were asking me
"How come there's reporters here?"

隣のうちの奴がおれに聞くんだよ。
「なんで取材が来てるんだい?」って。

I was gonna*1 say something...

おれはこんなふうに答えたよ。

"They're doing a bit on what it's like to live next door to
s***ty neighbours.

「く○○たれな隣人を持つのはどういうものかについて、取材に来てね」

"No, no, no, they're just doing a report on this
internet thing."

「いやいやいや、そいつは嘘だよ。やつらが取材に来たのは
インターネットの話さ」

---

Caption:
Meet "Broadband Bruce".

キャプション:
「ブロードバンド・ブルース」に会おう。

---

Bruce:
You use internet?
Pass these out for me then.

ブルース:
インターネットは使ってる?
じゃあ、これ配ってもらえないかな?

---

Caption:
He's building a free wifi
network for his
community, Maskwacis
because it's been
left behind
in the digital revolution.

キャプション:
彼は自分の住むコミュニティ、マスクワツィスのために無料のwifiネットワークを作ろうとしている。
デジタル革命から取り残されてしまった土地だからだ。

    • -

Bruce:
All the towers point away from Maskwacis
and that's why nothing works here."

ブルース:
どの塔もマスクワツィスの方を向いてないから、ここじゃ何にも使えないんだ。

You can barely use your cellphones.

携帯すらほとんどダメ。

They don't wanna*2 put any money in infrastructure
on the First Nations reserves whatsoever.

政府はファースト・ネーションの居住地のためのインフラになんか、お金をかけたくないのさ。

---

Woman:
Who set this up?

女性:
これって誰がやってるの?

Bruce:
Me. I run it and I paid
for it out of my own pocket
for the community.

ブルース:
ぼくさ。ぼくが設置して、お金も全部ポケットマネーだよ。コミュニティのためにね。

Woman:
Really?

女性:
ほんとに?

Bruce:
Yeah. Bruce Bufflo.

ブルース:
ああ。ブルース・バッファローって言うんだ。

Woman:
Why would you do that?

女性:
なんでそんなことしてるの?

Bruce:
Why not?

ブルース:
したっていいだろ?

---

Bruce:
You don't always have to wear a headdress
in ortder to make a difference in community
and be chief.

ブルース:
コミュニティに変化をもたらすためや、リーダーになるためには、必ずしも頭飾りが必要ってわけじゃないよね。

---

Bruce:
You guys have phones?

ブルース:
きみたち、携帯持ってる?

Boy:
What? I have a phone.

少年:
何なの? 持ってるけど。

There's free wifi here.
I give you a thing.

ここじゃ無料でwifiが使えるのさ。
ほら、これを上げる。

---

Caption:
Bruce believes connectivity
will help create oportunities
for people in Maskwacis.

キャプション:
ネットが使えるようになれば、マスクワツィスの人々は新しいチャンスをつかめるはずだと、ブルースは考えている。

And Bruce's uncle Leroy found
unexpected benefits too.

そしてブルースのおじさんリロイには、予想外のメリットがあった。

---

Uncle Reloy:
After I got internet here
I don't really feel like
getting drunk every night, you know*3.
It's really kinda*4 funny.

リロイおじさん:
ここでインターネットが使えるようになったらね、前は毎晩飲みたくなってたのに、それがなくなっちまったんだよ。まったく不思議なことさ。

But now I addicted to the goddamn internet.

今じゃインターネットに依存してるんだ。

---

Bruce:
One day you can be on the forefront
of this technology and
have these economic benefits
that our own people can use
to better their lives.

ブルース:
もうじきみんな、このテクノロジーの最前線に出られるようになる。そうなれば、ぼくのコミュニティの仲間たちがそれを自分の暮らしに役立てて、経済的なメリットを得ることだってできるんだ。

I might come into some walls
here down the road.

これをやってるうちには、いくつもの壁にぶち当たるかもしれない。

At least somebody else will notice that I,
you know, took it on myself to
try to make something happen
with nothing right.

でも誰かは気づいてくれるんじゃないかな、
何が正しいかは分からないままに、ぼくが自分の力だけで何かをやってのけようとしたってことにさ。

おまけ: インターネットという技術の長所と短所

今回のニュース動画では、インターネットの良い部分だけが取り上げられていますが、ネットにはもちろん悪い部分もあります。

ぼくたちには当たり前のwifiを先住民族の人が手に入れたとき、それをきちんと使いこなすだけのリテラシーをどうやって身につけるか、ということが問題になってくるでしょう。

とはいえ、情報にアクセスできるかどうかが、ある人の人生を劇的に変えてしまうのも事実ですから、先住民族の人たちがネットを手にする権利を否定するわけにはいきません。

振り返って我が身を考えるとき、自分は本当にインターネットを使いこなすことができているのか、振り回されて依存的になっていないか、ぼくたちもよくよく考える必要があるかもしれません。

というわけで、最後までお読みいただきありがとうございました。
それではみなさん、ナマステジーっ♬

☆こちらにも英語の話を書いてますので、気が向いたらお読みくださーい。
英語の勉強法で悩んでいるあなたへ -- 「よく聴いて、よく喋る」それが語学の王道です - *魂の次元*
英語を上達したければ、アルコールを飲もう!? - *魂の次元*

f:id:suganokei:20181030202544j:plain

*1:going to の略

*2:want to の略

*3:you know: 「分かるでしょ」くらいの軽い意味の言葉

*4:kinda: kind of の略。「~な感じ」

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