のっけから妙な話で恐縮ですが、汚かったり、不衛生だったりするのが苦手なあなたにはインドはおすすめできません。
そんなあなたの場合は、はじめはタイくらいが無難でしょう。何より日本から近いですし、異国情緒は十二分にありますし、カレーも食べられるし、瞑想もできます。
けれども今日はタイの話じゃなくて、インドのカレーと瞑想の話です。
人生に疲れたからと言って、気軽にインドまで旅をするわけにもいかないかもしれませんが、心だけでも旅に出れば、少しは気も晴れるというものです。
タイトルに関わらず、特に入門記事にはなってませんのであしからずーーっ。
カレーの話
・http://dimofsoul.mitona.org/indo-no-sora-ni-sita
という記事で、インドに「カレー」や「カレー粉」はあるのか、という話を書いたら、はてなブックマークの「あわせて読みたい」の欄の
・北インドカレーと南インドカレーが全く違う理由を調べてみたらインドに行きたくなった - ソレドコ
という記事が目についたんですよ。
綺麗な写真もいっぱい使ってあり、スパイスに関する情報などもこまごまと書いてありますので、インドカレーに興味のある方はどうぞご一読を。
で、その記事では、
- 北インドカレーは「濃厚」で「ガラムマサラ」を使う
- 南インドカレーは「シャバシャバ」で「辛味」が効いている
と表現しています。
そして、北インドと南インドのカレーの違いとして、インド人シェフの
「北インドは寒いからこってりしたカレーが、南インドは暑いからさっぱりしたカレーが食べたかったからなんじゃないか」
という言葉が紹介されています。
まあ、そうかもしれません。
でも、北インドの料理でも、豆のカレー(ダル)はかなり汁っぽいことも多いですし、豆のカレーでも、街によって辛かったり、そうでもなかったり、ほんとにいろいろなんですよね。
そして、北のヒンディー語圏と、南のドラヴィダ語圏では、同じヒンズー教文化とはいっても、文化的にもかなりの違いがあり、食文化もまったくといっていいほどの違いがあるんです。
しばらく前にネットを見ていたら、
「インドというのは、ヨーロッパ全体が一つの国になったくらい、州ごとの文化が違うのだ」
という表現を見かけて、なるほどなー、と思いました。
南インドのタミルナドゥ州に行ったときのことですが、現地のおじさんが話しかけてきて、
「お前はどこから来たんだ、日本か、オレはタミルだーっ、がははははっ」
とという感じなんですね。
アイデンティティがインド人じゃなくて、タミル人なんです。
というわけで、食べ物の違いは風土の違いからくるのも当然ですが、風土の違いから生む文化の違いがベースにあるんだよねー、という話でした。
日々の暮らしに疲れたら、辛いカレーでも食べて体に喝を入れるのも、いいかもしれませんよ!?
えっ、辛いものは苦手?
間違って辛いものを食べちゃったときは、ヨーグルトが効くのでお試しを!!
瞑想の話
雷理さんの記事、
・「周りの人たち瞑想」のススメ - 無知の知ノート
が面白いなーと思いました。
気分が凹んだときには、周りの人たちの人生を思ってみたらいいよ
って話です。
周りのいろいろな人の人生のことを、ぼんやりとでいいからいろいろ想像してみると、
みんなも頑張ってはるし 私も頑張ろっ♪ ってなる
って気持ちになるんですって。
ぼくがやってるゴエンカさん方式のヴィパッサナー瞑想でも、慈悲(メッター)の瞑想というのがあって、これは、まず自分の幸せを祈り、次に周りの人の幸せを祈り、最後に生きているものすべての幸せを祈ります。
具体的に周りの人の人生を思うわけではないのですが、とても近いニュアンスを感じます。
瞑想の基本は、呼吸を見ること、体の感覚を見ることなどで、雑念を消していくことにあるのですが、雑念が起こること自体は自然なことなので、無理に消す必要はありません。
雑念に気づいたら、呼吸に戻る、体の感覚に戻る、ということを坦々とやっていけばいいだけなんですね。
ぼくのやってる瞑想は自己流で、相当いい加減ですから、最初の頃は、気にせず雑念に身をまかせていました。そうすると、自然と周りの人のことが頭の中に浮かんできて、その人との関係性が、それまでは気づかなかった角度から見れたりして、新たな発見があったりするんですよね。
こういうのも、副次的なものではありますけれども、瞑想の一つの効果ということになりましょう。
というわけで、わざわざインドまで来なくても、瞑想は自宅でもできますので、寝る前に寝床の中で五分間だけでも、気が向いたらやってみてください。
瞑想についてはこちらの記事
・マインドフルネスとヴィパッサナー瞑想について・蝶入門編 - 24 時間の瞑想術
でも書いてますので、よろしく。
てなわけで、ちっとも「入門」になってないいい加減な記事に、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは、みなさん、ナマステジーっ♬